我が国のエネルギー原料(化石燃料、天然ガス等)の98.5%は輸入に依存しています。このため原油価格や為替変動の影響を大きく受け、我が国のエネルギーコストは世界的に見ても高コストです。 今後より効率的なエネルギーの確保が必要であり、新しいエネルギー技術の創出が急務になります。そこで私たちは地域のエネルギー源がどこにあるか考えました。
そして、地域で排出されるバイオマス廃棄物に着目しました。バイオマス廃棄物の一例としては、一般廃棄物である都市ゴミがあり、その大半は資源として使われず焼却処理されていますが、多くの水分を含んでいるため多くの熱エネルギーを消費しています。
これらの課題を解決するため、私たちは現状焼却処理されているリサイクルの難しい高水分のバイオマス廃棄物及び廃プラスチックを国内未利用資源としてバイオマス燃料に加工し、地域の新エネルギーを創出する技術を開発しました。